3/17のワシントンデモ。
数千人がベトナム戦争の戦没者記念碑付近から国防総省までデモ行進
実は、1月にも大成功していたワシントンでの反戦デモ。少し紹介します・・・!
○ワシントン50万反戦デモ
1月27日ワシントンDCの50万人デモは、イラク戦争反対に加え、対イラン戦争反対のプラカードを数多く掲げていた。
イスラエルは4回にわたる中東戦争をすべて勝ち抜いてきたが、昨秋レバノンでヒズボラ民兵に完敗した。アメリカは、それをヒズボラとハマスを応援したイランのせいだとして、ペルシャ湾に空母を含む60隻の艦艇を入れ、イラン一斉空爆の体制を敷いた。
1月10日アメリカ大統領ブッシュが、イランとシリアを攻撃すると演説した次の日にイラク北部アルビルにあるイラン領事館を米軍が急襲し、ヒズボラへの武器供給者であると在室のイラン人外交官職員6人を拘束した。完全な戦争挑発である。
ドイツやイギリスでは、アメリカの新たなイラン戦争に反対して昨年夏頃から大きなデモが何回も展開されていた。
アメリカの反戦運動は、労働運動のナショナルセンターであるAFL―CIOがシオニズムを支持してきたことから、パレスチナの運動に連帯するANSWER(「戦争を止め、人種差別を終わらせるために今行動を」)の運動と分断されてきた。それが、今回のイスラエル敗北によるAFL―CIOの権威失墜となり、反動的統制力を失い、反戦運動の爆発につながった。
そして最近の現地では・・・
○米軍ヘリ撃墜急増
朝日新聞2月27日付夕刊が、「スンニ派武装勢力『指揮官』語る」という記事を載せている。「03年5月以降、今年2月末までに撃墜された米軍ヘリは少なくとも29機で、うち5機は今年1月20日以降に集中している。撃墜急増について男は、武器の入手と旧軍士官による指導、訓練の充実を理由に挙げた。」
米軍はファルージャ戦闘でも上空のヘリコプターと連携して市街戦を進めた。各地での戦闘でも、ゲリラは待ち伏せ攻撃をし、応援のヘリ到着前に散開していた。しかし今では、そのヘリを待ち受けて餌食にするという作戦が採られている。
しかもその武器は、3カ月前から新イラク軍に配備された新式の機関銃が横流しされていて、これが非常に有効だったとされている。米軍は警戒して特殊なコースや高度を取るが、訓練されたゲリラ戦士にロシア製携帯ミサイルと共に使いこなされて、上空制圧自身が低空では思うようにできなくなっている。
○ちょっと記事が長くなりましたが、遅ればせながら、世界に流れた、今年の3月18日に行われた、3・18全世界一斉デモの写真をいくつか掲載します。