防衛省が発足してからの変化について・・・
1月、安倍首相がベルギーで行われたNATO理事会で演説、「いまや日本人は自衛隊が海外で活動をすることをためらわない」と「NATOとの連携強化」方針を語った。日本の首相のNATO訪問は初めてである。憲法上の制約もあり、軍事同盟であるNATOとの交流は避けてきていたからだ。
安倍は防衛省が発足し、自衛隊の海外活動が本来任務に格上げされたことに触れ、アフガンへの支援が財政支援に留まっていたのを、人的支援も行うことを言明した。NATOはアフガンで500人以上の死者を出しているが、そこの軍民共同型「地域復興チーム](PRT)に自衛隊を出すというのである。
自衛隊の海外派兵は今までと違って「本来任務」にされたから、それを拒否したら罰則を受けるのである。改憲がなされてもいないのに、すでにそれは先取りされて進行している。