昨年後半からエチオピア軍が国境をこえてソマリアへ進駐、暫定政府軍を応援していたが、新年に入って新たに4000人の大軍を投入、イスラム法廷連合が支配するソマリアの首都モガディシオを制圧した。これを支援する米軍は、ジプチの米軍基地からソマリア南部に空爆をくり返している。
ソマリアの旧宗主国だったイタリアは、これを侵略だと抗議の声をあげている。
ペルシャ湾の入口で日本の油送船最上川丸(幅60メートル、長さ350メートルの巨船故ドーハの港に入りきれず沖合に停泊中)と衝突した米原潜はソマリアへ急行する途中だったという。ソマリア沖合に軍艦を並べて海上封鎖し、「アルカイダを一人も逃さない」などと宣言している。アメリカに抵抗する者をみなアルカイダと呼び、それを根こそぎにすると宣伝し、アフリカへの戦火を拡大して士気高揚をはかっているが、アフガンのようになることは確実であろう。