日本では、政局が急変した。
安倍晋三首相は、小沢民主党党首に会談を申し入れたが、受け入れられなかったので、首相を辞任すると9月13日政権を投げ出した。
安倍首相は防衛庁を防衛省に昇格させた勢いで、ベルギーで行われたNATO会議に日本としては初めて出席、「アフガニスタンに対し財政支援だけでなく、自衛隊派遣も検討する」と発言した。9月10日、オーストラリアで行われたAPEC会議の場で、ブッシュ大統領らの前で、「インド洋での給油は続ける」と約束した。
しかしその3日後に「自分が首相では情勢打開の妨害になる」と「給油継続の国際公約」実現のためにとコメントを残して入院してしまった。
現在その後継者選びの自民党総裁選挙の最中で麻生と福田が争っているが、11月1日で対テロ特措法が切れるインド洋での海上自衛隊の給油継続は、「民主党との会話」を主張してきた福田ならうまくいくなどとはならないことは確実である。福田は「現政権踏襲、給油継続」を表明しているが、これでは参議院の反対を解決できない。
イラクでは、ドアを蹴破って米兵が乱入して来るという毎日が続いている。こんな占領と支配のどこに正義があるというのか。日本による給油が、イラク侵略を支えるためのものであることが明らかになった。
安倍も福田もぶっ飛ばし、自衛艦を日本に引き戻そう。