イラクからの米軍撤退を訴えてホワイトハウス前を埋めたデモの人波。息子をイラクで失い、反戦運動の象徴的な存在になったシンディー・シーハンさんも参加した(24日、米国)(時事通信社)11時48分更新
●「兵士かえせ」と大合唱 ワシントンDCに15万人
【ワシントン24日共同】ブッシュ米大統領が踏み切ったイラク戦争に反対し、駐留米軍の即時撤退を訴える反戦デモが24日、ワシントンのホワイトハウス周辺で行われ、「推定15万人」(ワシントン・ポスト紙電子版)の参加者が「兵士を故郷に帰せ」と大合唱した。
2003年3月のイラク開戦以降、首都での反戦デモとしては最大。主催者の米反戦・人権団体で組織する「インターナショナルANSWER連合」が予想した10万人を超える規模に膨れ上がり、米国内での反戦機運の高まりを示した。
ロンドンでも同日、1万人が参加し、イラクからの英軍撤退を求めるデモが行われた。
米国のデモには、息子をイラクで失い反戦運動のシンボル的存在となったシンディー・シーハンさんらも合流。シーハンさんが「あと何人の子供を(イラクの戦闘で)犠牲にしたいのか」と訴えると、参加者は「犠牲者を出すな」とシュプレヒコールを繰り返した。
(共同通信) - 9月25日12時3